敷地が自然の空調装置になる

パッシブデザインでは、自然の力を生かして快適な温度・湿度の環境(温熱環境)を整えていきますが、当社ではその設計範囲を建物だけでなく、敷地全体で考えています。

水はけがよく、湿気が留まらない敷地

雨がしっかり浸透できる土は、水はけがよい土です。雨上がりも水たまりができにくいので、過度な湿気を防ぎ、カビの予防につながります。

蒸散作用と気圧差で、涼気をつくる

敷地に貯留された雨水は、土から蒸散されると同時に、植物の根から吸収され、葉から蒸散していきます。
樹木1本あたりの蒸散量は、数十〜数百ℓ/日といわれているので、草木の数が多いほど地中と地上で水が動き、地上に水蒸気の膜をつくってくれます。

また、樹木の日陰で、敷地に暖かい場所と涼しい場所ができるので、その温度差によって気流(風)が生まれます。
水蒸気は風に運ばれ、室内や近隣に涼を与えてくれます。

さらに、風が流れていることで、ジメジメしたところが大好きな蚊も大量発生しにくくなります。

植物と土が、空気をきれいにする

樹木は私たちが日々放出する二酸化炭素を吸収し、酸素に変えてくれます。
さらに「土」も、適度な保水力・保気力があると、二酸化炭素・有害物質・花粉・黄砂を吸着させます。
吸着した有機物は微生物・土壌生物などが分解し、植物の養分となっていきます。

健康な土を維持することで、健康な植物が育ち、敷地が丸ごと自然の空調装置になってくれるのです。

▽「雨庭の家」その他の記事はこちらから。

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今週の金曜日、神奈川県川崎市の登戸駅にある素敵なカフェ、タビタリカフェでトークをします。

美味しいご飯とお酒をいただきながら、ゆったりしながらのお話し会です。

建築を専門としない方、大歓迎の会です。

遅い時間からですが、ご都合あいましたら遊びに来てください。

屋久島から、都心での雨庭づくりまで、お話ししたいと思います。

↓詳細はこちらから。

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タビタリカフェ
月一回の夜イベント
音旅
今月は建築と環境について、
旅を通し考える一夜

「すべては森から」の著者で
あり、環境と共生する
住宅の在り方を提唱する
建築家の落合俊也さんと
土中環境を整えた敷地全体と
その敷地を生かした建築を
提案する建築家の冨田享祐さん、倫世さんをお迎えします

落合さんは建築雑誌連載シリーズ「森と人と建築と」にて企画、取材、監修をされている、
竹で建築をつくるアジアの国についてその旅とともにお話しいただきます。

冨田さんは現在計画中の
屋久島のプロジェクトと
その旅のお話しをして
いただきます。
@passivedesign_plus

建築と聞くと専門的で
難しい話と思いがちですが
私達の身を包む箱は
どうあるべきかを
考えることはとても
シンプルなように思います。

どんな暮らし方をすることが
これから人や地球にとって
いいのだろうか?そんな切り口で話を聞きながら皆さんで考えられたらと思っています。

もちろん、
音楽が好きな方も
旅が好きな方も
呑むのが好きな方も
ふらっと遊びに
4/25は音旅に!

音旅チャージ¥1,500

※1ドリンク、1フードのご注文をお願いします

DJはお久しぶりの
DJ TAKE(salud!!)
DJ Yusuke Ito
のお2人
@takexmsm
@yusuke1001

新年度もスタートしましたが
月末の金曜夜、学びと
音と人とお酒にまみれて
小休憩な夜をぜひ。

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屋久島 バニヤンキッチン。

深い屋根に守られながら、
水、樹木、風、鳥や人の音に耳を澄ませる。

座っているだけで、力を分けてもらえる空間になりました。

1階のカフェは、あと数ヶ月後にオープンです😊

@yakushimabanyan

#屋久島
#カフェ
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もちつきに参加させていただきました。

みんなで、自然の恵みをおいしくいただき、また一年をはじめられることに感謝です。

今年も関係者みなさま、よろしくお願いします☺️
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