医)観音会/屋久島ウェルネスセンターPJ-設計共同体


雨が降るしあわせ
風が吹くしあわせ
陽が注ぐしあわせ

日常の出来事で「しあわせ」を感じる。人・建物・自然が共に、長く健やかな関係を築く。

「おじゃんせウェルネスセンター」は、人と自然の再生と世代を超えた暮らしを創造する、屋久島南部の医療・介護・福祉圏構想のはじめの一歩です。


「誰もが住み慣れた場所で、末永く安心して暮らしたい」に応える場所を。


屋久島医療圏構想

屋久島南部に暮らす地元の人びとのために。
健康寿命の延伸とこの場所で暮らしたいという願いを叶えたい。
自然とともに生まれ、育ち、安心して暮らし、臨終を迎えられる居場所をつくりたい。
そんな思いから、行政や地元の医療・介護・福祉関係者、そして環境との共生を得意とする建築家が一丸となって、3期10年にわたる事業計画を策定しています。本プロジェクトはその第一期にあたります。
実現に向けて、地元の方々と共に、さらなる対話を続けていきたいと思っています。

 

計画概要


 

– 建築をつくることで
自然と人の循環機能を回復させる –

 

環の建築


大地とつながる建築


 

屋久島南部の、小さな診療所のおもい


私は長いアフリカでの経験を経て、生命が瑞々しく躍動する屋久島へやってきました。「太古の森を抱く屋久島に住む人々から、私たちが未来を生きる叡智を学びたい」。そんな思いを胸に、2022年4月1日、屋久島尾之間診療所を承継いたしました。6年前、妻が屋久島を訪問したことを契機に、毎年のように二人の子供たちと屋久島の森や海を駆け巡るようになり、前診療所長の市地春彦先生ご夫妻との交流を深めてきました。世界に冠とした雄大な自然環境に魅せられた私たちは、2020年、米国森林セラピストの妻と子供たちが尾之間に移住。私も離島診療の決意を固め、この美しい屋久島へ人生後半の活動拠点を移しました。

かつてアフリカで、自然界に対する畏敬の念を持ちながら精神世界を生きるアフリカの人々に惹かれてきたのと同様、この屋久島の原生森とそこに暮らす人々との健康と調和から、私たちが未来を生き抜くための叡智とは何か、人類の本当の幸せ(ウェルビーイング)とは何か、を診療を通して学びたいと願っています。

屋久島 尾之間診療所にて
発起人 杉下 智彦(院長)

 

プロジェクトメンバー


発起人

尾之間診療所 / 杉下 智彦(院長)・スタッフ一同

 

 

設計

– 屋久島 ウェルネスセンターPJ設計共同体 –

森林・環境建築研究所 / 落合 俊也
アルキテック株式会社 
WAKUWORKS株式会社 / 和久 倫也・佐藤 俊
パッシブデザインプラス株式会社  / 冨田 享祐・冨田 倫世
株式会社 総合技研設計/ 岡田 昌樹

-協力-
屋久島大屋根の会/ 浦田 功・浦田 なほこ
株式会社悟工房/ 山中 信悟
坪井当貴建築設計事務所/ 坪井 当貴

 

プロジェクト全体説明


2022年12月、本プロジェクト全体像を日本財団さまにてプレゼンテーションさせていただきましたので、ぜひご覧ください。

NFP0073 医療法人観音会
2:19:28 より、プレゼンテーションが再生されます。

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