学校の先生とつくる家
中学校の先生をされているご夫婦と共に
新しいプロジェクトが進むことになりました。
「家を建てかえるために、膨大なゴミが出るのが心苦しい。」
「キッチンや木材など、できるだけ今あるものを次の家でも生かせないか。」
建物をつくるにあたって、このような思いをされる方は多いのではないでしょうか。
選別せずに新調すれば、手間も省けるかもしれないけれど、
使えるものを選んで再利用していく。
廃棄するものは、どのように処理されていくのかまで見つめていく。
私たちの世代で、ここをやっていかなければならないのではないか。
先生と私たちの思いから計画がスタートしました。
さらに、
太陽の光や熱をどう暮らしに生かすか。
雨水をどう利用して自然に返すか。
微生物や植物は私たちの暮らしにどんな影響を与えてくれるのか。
など、このプロジェクトでは
先生と共に「パッシブデザイン」や「循環」「多様性」を学びながら、家づくりをしていきます。
※画像は現段階のコンセプト案です。
@passivedesign_plus
#パッシブデザイン
#快適で健康で豊かな暮らしを創る
#学校の先生とつくる家
#八王子
#onehealth
#grobalhealth
瓦のこと
Banyan Kitchenの屋根の素材は瓦です。
経年変化で見せてくれる美しい佇まい。
しかしこれだけではないのです。
厚みのある多孔質な瓦は、遮熱力も高い。
雨水を保水・気化し、建物や周囲の温度上昇を和らげてくれます。
しっかり留め付けられているので風に強く、
割れた時の補修も容易。
割れて屋根の役割を果たしても、庭の砕石代わりに。
保水・気化力はそのままなので、地中の水はけをよくしてくれたり、建物周囲の気候も穏やかにしてくれます。
土を焼いただけのシンプルな素材なので、さいごは大地にかえっていく。
機能美というのは、まさにこのようなプロダクトのこと。
高温多雨の屋久島で古くから使われている理由ですね。
@yakushimabanyan
@daisuke_michikami
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#屋久島
#尾之間
#瓦
#日本の伝統
屋久島は今日も恵みの雨。先日も大雨でした。
現在建設中のBanyan Kitchenには、雨樋はありません。
ものすごい雨量なので、樋を使っても収まりきらないこともありますが、どこかに水を集めるというよりは、屋根からそのまま地面に浸透させるようにしています。
なので、この建物はお堂のように深い軒にしています。
まずは建物側で、できるだけ雨水を建物にかけないことで耐久性を確保。
そして軒下には、建物から勾配をつけた低めの場所に、石や植物のある水の道。
建物側に雨水が逆流することなく、その場に浸透しながら敷地の外へと雨水を排水してくれます。排水といいつつ。実際はほぼその場に染み込むのですが。
最後に、作業者の一手間🙌
人が歩くところは藁で養生しています。
実はこれがとても効果的。
雨の後に作業すると、どうしても地面がドロドロになり、足についた泥が建物に持ち込まれます。
建物が汚れるし、泥化で建物周りの水はけも悪くなるので、そういったことを予防。
このちょっとの気遣いが、完成後の建物や周りの空気感の違いにつながります。
安全で守られて、屋久島の雨を豊かに感じるカフェ😊。
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How them work,
軒 eave
水脈と植物 water path , plants
藁 straw
#屋久島
#尾之間
#雨と共に暮らす
#建物と雨
2月、世田谷区で「雨庭の家」が竣工しました。
建物は十分な温熱性能。
まずは敷地全体で考える、ということで外側からご紹介です。
この住宅の名前にさせてもらった「雨庭」は、敷地に降った雨を直接排水溝に流さず、敷地内で集水・貯留・浸透させる植栽空間を指します。
「雨庭の家」では、「雨庭駐車場」「雨庭フェンス」という貯留浸透空間をつくりました。
駐車場だけで30mm/時の”バケツをひっくり返すような雨”でも、敷地内に貯留・浸透できる構造をとっています。
フェンスの独立基礎や他の敷地部分も合わせると、計算上 100mm/時の猛烈な雨でも貯留・浸透できる構造です。
今回、この貯留浸透空間には、砕石・藁など自然の資材で構成し、透水シートを使っていません。
多様な生き物の力を借りて、継続的に、機能美のある庭に育つことを大切にしています。
詳細はこちらに記載しましたので、ぜひご覧ください。
「雨庭で、敷地の治水対策」
https://pd-plus.jp/2024/04/01/ameniwa_2/
「敷地が自然の空調装置になる」
https://pd-plus.jp/2024/04/04/ameniwa_3/
「自然の力で、敷地の治水・温熱性能を高める」
https://pd-plus.jp/2024/04/10/ameniwa_5/
「敷地に降る雨が湧水になる」
https://pd-plus.jp/2024/03/29/ameniwa_1/
4月末には下草などの仕上げを迎え、まもなく工事も終わり。
楽しみです。
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#HAN環境建築設計事務所
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東京都大田区にある共同住宅「風の杜」
今から19年前、冨田享祐が在籍していた
@_han_archi
HAN環境建築設計事務所が設計をした集合住宅です。
冨田がインフィル設計を担当した一室にお住まいのクライアントと久々にランチ。
とても楽しい時間になりました。
「風の杜」は、環境共生型のコーポラティブ集合住宅です。
当時は外断熱までやっている集合住宅はほとんどなかった時代。
パッシブデザイン・環境共生といった考え方もこれから広まっていくという時代でしたが、それを住民の力と、コーディネーターさん、環境デザイナー、HAN環境建築設計事務所で取り組んだ仕事でした。
「冬も暖かくて、楽なの!本当に暮らしやすいわよ。」(お母さま)
「そうなの、実家にいくと身体が楽で。ほんと気持ちいいんですよー!」(娘さん)
みなさんお元気そうな様子で、19年間の体感を語ってくださるのが嬉しい。
お昼に娘さんのお料理と、お母さまのお土産の巻き寿司を美味しく頂きました。締めのケーキは、お父さまの手づくり。
最高に穏やかで楽しい時間でした。
巻き寿司はまた銀座に買いに行かねば笑。
@passivedesign_plus
@_han_archi
#快適で健康で豊かな暮らしを創る
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#コーディネーター 株式会社チームネット
今年最後の現場です。
来年に向けて下準備をしてくださる職人さんも。
おつかれさまです✨。
ここは大工さんや家具職人さんの丁寧な仕事ぶりが至る所に見られるので、いつ来ても凛として気持ちがいい!
来年2月に引き渡しを迎える成城の家は
冬の明るい日差しが降り注ぎ、穏やかな暖かさに包まれていました。
晴れの日は北側の部屋でも照明入らず。
太陽の熱とそれを蓄える素材で
暖房設備も最小限の利用になるでしょう。
冬は喉や皮膚も乾燥しがちになりますが、
ここはだいぶ快適に暮らされると思います😊。
年始から本格的に始まる外構工事も楽しみです。
太陽と、土と雨と、植物と、ゆるやかに繋がりながら暮らす。
さて、明日はようやく事務所の掃除の時間!
@passivedesign_plus
#成城
#広い家でも寒くないよ
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成城の家
先日は気密検査を実施しました。
結果はC値 0.1
職人の技術力の賜物!
今回は床面積が200㎡と大きな住宅なので、それを考えると家の全てのスキマを集めても、名刺の半分程度の大きさのスキマしかないことになります。
これくらいの値だと換気計画が想定通り、しっかり働いてくれます。
換気計画は、室内の空気と水の動きを考えること。
気候のよい時期は窓を開けて、風が流れるルートをつくり、自然と繋がりながら気持ち良く過ごす。
空気にカビが混じりやすい多湿な時、暑い時、寒い時は窓を閉じて、蓄熱・蓄冷などの自然の力や設備を生かして、空気の流れをつくる。
いつも気持ち良い空気を吸って、健やかに暮らすための大切な要素の一つです。
気密・断熱は、
自然と断絶するためのものではなく、
「自然と人が、いつも良い関係で繋がるための一つの技」
として、捉えてもらいたいな〜と思っています。
@passivedesign_plus
@_han_archi
@marusei_koumuten
#夏涼しく、冬暖かく暮らす
#自然の力を生かす美しい家づくり
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@wakuworks.jp さんと
私たちで主催する
風と土のゼミ
第六回は、
佐藤俊さんを講師に、
植栽について学ぶ会でした。
植栽の役割、一般的な植栽、環境再生の視点での植栽。
これらを座学と実践で、本当に大切なコアな技術を身につけていきます。
今回は浄楽寺さんにて。
下草から中木まで、1本1本を丁寧な観察しながら植えていくゼミ生。
こんなに微生物、菌糸、植物を見つめながらじっくり植栽していく場はそうそうありません。
改めて、このゼミは人だけでない、多様な生命と共に生きる術を身につける場だなと実感しました。
終わりの会の、1日植物や土と向き合ったゼミ生の清々しい笑顔が本当に素敵でした。
@ssahtuon
@kaze.to.tsuchi.no.seminar
@wakuworks.jp
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そして今回はわたくし初の!風と森さんのお弁当。最高に美味しかったです✨。ご馳走様でした✨。
@kazeto.mori
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