この日は、基礎の炭入れです。
野方の家では、空調や換気に基礎空間を利用します。
家全体の換気・冷暖房を1台のエアコンで効率的に行うために、屋根裏から入る外気を空気清浄機で綺麗にし、さらに全熱交換機で穏やかな温度に整えた後、床下空間を通って各部屋へ供給するシステムにしています。
そのため、床下の基礎は重要な換気ルート。
クライアント自ら、空気が通る基礎の床下を履き、拭き、麻炭のクリーム(麻炭と石灰などを混ぜたもの)を塗り、整えていきました。
いずれ、ここを通る空気が炭に触れて、マイナスイオンを室内に運んでくれるようになります。
この仕組みを知り、手をかけると、住まいに愛着が生まれます。
建主の、住まいと家族への愛情を感じる時間でした。
塗ったあと、コンクリートの粉っぽい臭いが消えました!